「PRIUS」は、電車っぽい・・・?! 

世間では、プリウスの最大の魅力について、燃費・エコが取りざたされますが、
私個人的に一番魅力を感じたのは、運転感覚が、「電車っぽい?!」 ところです。

幼き頃から、鉄道(電車)は大好きでしたので、今思えば、よく先頭車で運転手の操作を眺めてました。
大人?になってからは、パソコンやゲームのソフトで運転シミュレータなるものが世の中に
多く出てきて、簡単に運転疑似体験など出来る時代になりました。
実際に様々なタイプの車両のシミュレーションを楽しんでいた時がある。

さて、プリウスが何故 「電車っぽい」 のか・・・
その答えの第一は、駆動のエネルギーに可也モーター(電気)が利用されている事だ!!
特に新型プリウスは エンジン(ガソリン):モーター(電気)=6:4 位の感じがする。
比較して悪いが新型インサイトは エンジン(ガソリン):モーター(電気)=9:1

新型プリウスは 「通常モード」の他、「ECOモード」 「POWERモード」 「EVモード」 が選べるが
「EVモード」 は、モーターのみの走行。まさに電気自動車と化す。
※バッテリー残量や走行速度(最高60km/h程度)の条件はあるが・・・

駆動パワーの特徴として
● モーターは動き始めに最大トルクを発生し、加速に比例してトルクが下がる。
● エンジンは、その逆に近い。
よって、ハイブリットはその特徴を上手く利用して、良い所両取している訳だ!!
ただし、その組み合わせ、動力分割装置とその制御が一番の肝であり、複雑でノウハウ(特許)だ!!
☆ 面白い個人ホームページを発見↓ ☆
遊星歯車機構のCVTのイメージ / プリウス・シミュレータ / 文 献

ところでハイブリット車は、電気自動車(間もなく世の中にデビューするはず)のような充電を必要としない。
・・・と言うか勝手に充電する。
その、自動充電の方法として、大きく2通りある。

一つは、発電機を回す・・・
エンジンが回転している時、同時に発電機を回し、発生した電気をバッテリーに蓄える。
高速運転時、最も効率よく発電もしているようだ・・・バッテリー残量が増えやすい!!
ただし、アクセルの踏み加減で、モーター(電気)も多く利用する事になる。

もう一つは、回生ブレーキ
電車のシステムにおいては、もはや常識のように活用されている技術だが、
簡単に言えば、電車がブレーキを掛けた時 (モーターが減速する時) 発生する電気を、
本来電気を取り込む架線に逆戻しして、近くを走る別の電車がその電気を再利用する。
(最近の通勤電車の運転席計器では、その様子がモニター容易です)
プリウスにおいては、回生様子も、刻一刻と表示する”エネルギーモニター”で確認できる。

アクセル捌き(踏み加減)によって、モーター駆動のみ、またはモーター&エンジン駆動になる。
● ブレーキングの操作(踏み加減)によって、回生ブレーキと摩擦ブレーキが組み合わさる。
※摩擦ブレーキは、エネルギーを全て熱に換えてしまい無駄。(止まることのみが目的)
回生ブレーキをより多く活用することで、無駄にしていたエネルギーも電気として回収できるのだ。
回生ブレーキを掛ける(軽めに踏み込む)と、静かな車内に小さく 「ヒィユーーン」 と言う
モーター減速音を聞くことが出来る。・・・ここが電車っぽい!!

 「電車っぽい !? 」 プリウスの運転 ・・・ その楽しみ方、実 例 

プリウスの運転時、特に減速〜停止する際に電車っぽく運転操作を行ないます!!
プリウスのシフトレバーには、Bポジションがあります。
通常走行時のDポジションから、Bへシフト操作すると回生ブレーキ状態になり、ゆっくりと減速し始めます。
さらにブレーキペダルを軽く踏み込めば、回生ブレーキが増し、強く踏み込めば摩擦ブレーキが加わり、
強くブレーキがかかります。その様子は、エネルギーモニターパネルで視認できます。
一般道路にて、停止位置(赤信号)を確認したら、極力ブレーキペダルを強く踏まずに、
回生ブレーキのみで停止位置にアプローチします。
電車ではマスコンをBポジションにタイミングよくセットして、一定の減速率でじっくり且つ
確実に減速・停止させる感覚です。
思い通りの減速(回生ブレーキのみで終始一定の減速率)ができると快感です。
だだし、一般道路においては、周りの交通状況(後続車両)に影響が無い状況下でのみの、
お楽しみです!!。

 

 「PRIUS」への道 C に戻る

 「PRIUS」への道 B に戻る

 「PRIUS」への道 A に戻る

 「PRIUS」への道 @ に戻る