立て札の例(誤解を生みトラブルの元になる悪い例)

1行目「公園内での犬の放し飼いはやめましょう。」

公園内で放し飼いをしている人はいません。

飼い主の目が届かない飼い方をしているのが「放し飼い」ですので、

ここで言う意味は、「引き綱を外して遊ぶ事」をだと推測されます。

言葉の意味、使い方が誤っています。

 

2行目「犬の放し飼いは県条例で禁止されています。」

その通りです。

ただし、一行目の文章の流れから「引き綱を外して遊ぶ事」を県条例で禁止されていると誤解釈されます。

県条例では、「引き綱を外して遊ぶ事」は、例外事項で認められています。

茨城県条例文

龍ヶ崎市条例文

 

3行目「犬の散歩は引き綱を付けて行いましょう。」

文章としては正しい。

県条例では、「引き綱を外して遊ぶ事」は、例外事項で認められていますので、あくまでもお願い事項的、啓蒙的な書き方となるのが正しいです。

 

4行目「これらの行為を見た人は市までご連絡下さい。」

文章として意味が判らない、最悪な書き方。

文章を考えた人の馬鹿さ加減に呆れる。

「これらの行為」とは何を指すのか不明確。

行為=「放し飼い」(野放犬・野良犬)を見かけたら市まで連絡してほしいと言う意味に解釈するなら納得できる。

行為=「引き綱を外して遊ぶ事」を指すなら納得できない。つまり、「引き綱を外して遊ぶ事」が規制されていて、悪い事だから通報して下さいと受け取られる為。犬連れ利用者の気分を非常に害する。

実際に、そう判断する人が多く、解釈の相違から人同士のトラブルが発生している。

 

立札に関わる他例はこちらをご参考にして下さい。

犬禁・規制看板サイト